2年生の時に国際保健論・国際看護論を履修し、世界の保健医療に大きな格差があることを知りました。本学の国際看護コースの大きな魅力は、開発途上国での看護実習があることです。実際にフィリピンでのフィールドスタディに参加し、厳しい経済状況や医療状況の中で懸命に生きる患者さんたちに触れ、人間の尊厳や幸福についてより深く考えることができるようになりました。また、ボランティア活動で現地の方と協力・協働する中で、文化や価値観の違い、人の優しさについても肌で感じることができました。海外での実習は、日本ではできない経験の連続です。人生の糧となるような出会いや楽しい思い出もたくさんできました。経験を生かし、将来は看護師として国際貢献をしていきたいです。
本学においては、国際看護コース(選択制)を設けており、国内のみならず開発途上国などを中心として国際的に活躍できる看護職の育成を目指します。
国際看護コースを履修した学生は、フィールドスタディに参加することができます。フィールドスタディでは、諸外国の姉妹校や関連諸機関の協力を受け、人種、宗教、文化、生活集団など普段の生活とは異なる場に身を置いて、人間的価値、信仰、愛、能力を相互に分かち合うことを通して、人間の尊厳の尊重や、いのちに奉仕する意味を学びます。
学生は、多様な文化の中での活動を通して、看護の普遍性を考えると共に、学生自身の国際看護の在り方を考えます。
入学後(3年次前期)
近年、日本の病院にも多くの外国人の方々が患者として来られる中、医療の現場に進もうとする私たちには、英語力はもちろん、異なる文化や価値観への深い理解が大切になります。本学のグローバルスタディーズコースでフィリピンに研修に行ったことはとても大きな学びとなりました。現地では修道院にお世話になり、日本とは全く違う環境の中、さまざまな価値観や異文化に直に触れ、世界の現状を知ることの大切さも痛感しました。本学は自分が「やってみたい」「学んでみたい」と思ったことが実現でき、先生方の手厚いサポートもあります。何より、同じ夢をもつ仲間たちと高めあい、成長できます。今後も学びを深め、外国人の患者さんに適切な対応ができる高いコミュニケーション力を有する看護師になりたいです。
世界的な共生が進む現代社会において、豊かな語学力に基づくコミュニケーション能力とともに、多様な分野や価値観などを尊重する姿勢、課題を発見・解決するための主体性を身につけることで、グローバル社会における人々の健康に貢献できる人材の育成を目指します。
本コース履修者には英語の外部試験(TOEICなど)の対策も行なう予定です。
高等学校までに学修した語彙や文法をもとに、英会話スキルの向上を図り、自信を深めるとともに、異文化間コミュニケーションの重要さを理解します。(全編英語による授業)
世界の様々な国や地域の現状(地理、歴史、文化など)を学ぶことで、他者の理解(尊重)のための気づきを促します。(全編英語による授業)
海外での短期語学研修に参加し、集中的に英会話レッスンを行なうことで、より実践的なコミュニケーションスキルを身につけます。(夏休み期間中:フィリピンを予定)