慢性的な疾患を抱えて生活する患者さんと、そのご家族の身体的・心理的ケアについて学びながら、スムーズな治療をサポートしたいという思いから内科を希望しました。職場は本学出身の同期や先輩方が多いので、すぐに環境になじむことができました。実践した看護に感謝の言葉をいただいたり、治療を終えた患者さんが元気に退院される姿を見たりするのがこの仕事の何よりのやりがいです。医療の現場ではさまざまな社会背景や価値観をもつ患者さんと日々、関わります。コミュニケーション能力に磨きをかけながら、今後も個々の特性や意思を尊重し、寄り添った看護に努めていきます。
在学中に労働者の健康維持に関わる産業保健という分野に興味をもち、本学で紹介していただいたこちらの会社に就職しました。にしてつグループの電車やバスの乗務員を対象に、健康診断や保健指導といった健康管理を行っています。指導によって、乗務員の皆さんに健康意識の向上や生活習慣の改善が見られた時はとてもうれしいです。保健指導を行う上で大切なのは、対象となる方の価値観や目標を理解すること。そのための傾聴力や、職場と連携するための調整力が向上し、自分の成長を実感できています。これからも乗務員が健康に働ける環境づくりに貢献し、電車やバスの安心・安全を支えていきたいと思います。